戸田市議「スーパークレイジー君・君(くん・くん)」の重複呼称問題はどうなる?

戸田市議になった「スーパークレイジー君」

埼玉・戸田市議選に当選した歌手のスーパークレイジー君(34)が6日付で議員任期がスタート。8日の臨時会で市議として議会デビューとなるが、スーパークレイジー君に懸念されていた呼称問題は発生しないことが分かった。

スーパークレイジー君の本名は西本誠。昨年の都知事選では通称の「スーパークレイジー君」が認められずに西本誠の名前で立候補していたが、戸田市議選では、通称の許可が降りた。そのため「西本誠」の名前は選挙中にアピールすることはなく、選挙公報にも登場していなかった。

議会での通称も「スーパークレイジー君」となるが、心配されていたのは、本会議や委員会でどう呼ばれるかだ。国会や地方議会では男女問わず議員の名前には「君(くん)」付けが慣例になっている。スーパークレイジー君の場合だと、「スーパークレイジー君・君(くん・くん)」となってしまう恐れがあった。

戸田市議会の事務局に問い合わせてみると「戸田市議会では『君』ではなく名前の後に『議員』を付けて、呼んでいます。スーパークレイジー君の場合は『スーパークレイジー君・議員』になると思いますが、正式には臨時会が始まってから決まると思います」と話す。

「君・君問題」は戸田市議会では、避けられるようだが、「スーパークレイジー君・議員」の呼び方もやはり違和感が残るところだ。

周囲には議員となったために「スーパークレイジー君」と気安く呼べなくなった人も多く、「スーパークレイジー君・先生」「スーパークレイジー君・さん」と呼び方はバラバラ。破天荒な名前ゆえにしばらく混乱は続きそうだ。

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