楽天・太田「勉強になることしかない」 田中将の“指導”は捕手にも波及

ブルペンで投球を受けた捕手・太田(右)と話す楽天・田中将

楽天に8年ぶりに復帰した田中将大投手(32)が、6日から沖縄・金武町で行われているチームのキャンプに合流。本格的な「個人指導」がスタートした。

田中将による“指導”は捕手にも及んだ。この日の初ブルペンでコンビを組んだのは、ヤンキースでプレーしていた間に入団した3年目の太田。レジェンド右腕の投球を受けるのはもちろん初めてで「やっぱり緊張しました」と照れ笑いを浮かべていたが、学ぶことも多かったという。

「制球力があるから、それだけこだわる部分も大きいと思うので、それに応えていきたいと思います。僕らからすれば勉強になることしかないと思いますし。今日のブルペンの中とかでも、僕にないような発想だったり、会話の中で見つかることもあった。毎日勉強になるなという感じです」

投球練習後には田中将から「(捕球)音よりもボール球をストライクにしてほしい」とのオーダーがあったという。メジャーではボールゾーンへの投球を捕球技術で球審にストライク判定してもらう「フレーミング」が捕手の能力として重要視されており、太田は「しっかり応えられるようにしたい」と意気込んでいた。

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