郷土の魅力再発見へ 伝統のかんころ餅作り 新上五島・魚目小

かんころ餅を成形する児童=新上五島町立魚目小

 長崎県新上五島町立魚目小(橋詰稔校長、103人)の3、5年生計37人が28日、同町榎津郷の同校で、伝統食品のかんころ餅作りに取り組んだ。
 総合学習の授業で、特産品に触れて郷土の魅力を再発見するのが目的。同校は昨年の春先から近くの土地を借りて、児童が原料となるサツマイモ、もち米の栽培に取り組んできた。
 同日、児童は保護者らの手ほどきを受けながら、蒸して機械で練り合わせた材料を丸めて成形。かんころ餅はそれぞれ持ち帰った。
 5年生の七里(しちり)玲恩(れおん)君(10)は「小さなころから好きな食べ物だけど自分で作ったのは初めて。田を耕すのが大変だったので出来上がってうれしい」と話した。

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