原監督がレアな右打席入り ドラ1平内の投球を生チェック

巨人・原辰徳監督

巨人・原辰徳監督(62)が8日の宮崎春季キャンプで、ドラフト1位ルーキー・平内龍太投手(22=亜大)の投球を〝生チェック〟した。

期待の即戦力右腕が一軍ブルペンで投球練習を開始すると、おもむろに捕手と審判の後方に立って、まずは球筋をチェック。ただ、それだけでは終わらず、10球を過ぎたあたりからスーッと右打席に入り、ノックバットを構えたのだ。指揮官自ら打席に立つのはレアケースだが、それだけ期待が大きいということだろう。

捕手のミットに収まるまでじっくりと見送り、時にうなずいていたのだが、突如ブルペン内に原監督の声が響き渡った。

「(外角の)ストライクからボールにいく軌道はいいけど、ボールからボールになる軌道をモノにしないといけない。こっち(内角)はシュート回転してる」。ほめるところはほめ、指摘する部分は的確に指摘する。

その後は時おり指揮官も「ナイスボール!」とうなる球もあり、右腕にとっては絶対に当てられない緊張感が漂うなか、貴重な時間となった。

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