大河ドラマ「麒麟がくる」救った川口春奈 事務所とNHK〝蜜月〟で大役オファーも

川口春奈

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が7日に終了し、全44回の期間平均視聴率が関東、関西地区ともに14・4%だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。

期間平均8・2%と、初の1ケタとなった2019年の「いだてん」を大きく上回った。関東では、12・7%だった18年の「西郷どん」からも1・7ポイント上昇した。

「麒麟がくる」は、長谷川博己演じる明智光秀を主人公に戦国武将の群像劇を描いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で約3か月間、撮影休止も経験。また放送前の19年11月には、織田信長の正室・帰蝶役の沢尻エリカ(34)が薬物事件で降板したことにも大きな影響を受けた。

撮影済みだった10話分を撮り直すことになり、初回放送を2週間延期する異常事態に。代役に選ばれたのは、女優・川口春奈(25)だった。

「数人の女優に断られながら、最終的に快諾したのが川口。時代劇未経験で、大河は相当なプレッシャーだったが、川口は見事に演じきった。現在、CM契約数は13社。これは間違いなく、大河効果もあるでしょう」(広告代理店関係者)

川口は13年、主演ドラマ「夫のカノジョ」(TBS系)が視聴率低迷で第8話で打ち切りになり、ネット上で「低視聴率女優」とバッシングを浴びたが、いまやそんな面影はもはや微塵もない。

NHKでは現在放送中の朝ドラ「おちょやん」で、川口と同じ芸能プロ「研音」所属の杉咲花がヒロインを演じる。

「NHKと研音の蜜月関係は有名。代役に難航した大河を〝救った〟川口にNHKは感謝しており、朝ドラなどで大役に抜てきされるのでは。貢献度が重視されますからね」(テレビ局関係者)

川口は8日に自身のインスタグラムを更新し、「2/23に麒麟がくる総集編が放送されますので、是非ご覧ください。私は語りをやらせていただきました」とPR。ファンから「お疲れ様でした!」など労いのコメントであふれていた。

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