ザ・ニキとチャウフーグループ 共同で長崎IR応募

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致で、ホテル運営などを手掛ける「ザ・ニキ」(東京)と不動産開発などの「チャウフー(パークビュー)グループ」(香港)が共同で、長崎県のIR事業者公募に応じたことが8日分かった。本紙の取材に関係者が明らかにした。
 関係者らによると、両社などはコンソーシアム(共同事業体)を形成。アジアを中心とする世界有数のカジノ事業者とも連携するという。計画によると、IRで交流人口の増加を目指すほか、大村湾を一つのエリアと位置付け、最新技術を活用した先端都市「スーパーシティ構想」を推進するとしている。
 県の事業者公募には5事業者(グループ)が参加登録を申請。▽香港が拠点のオシドリインターナショナルディベロップメント(長崎市)▽国有企業傘下のカジノオーストリアインターナショナル(オーストリア)▽マカオ系のカレント(長崎市)▽フランスのカジノと提携するピクセルカンパニーズ(東京)の4者が本紙の取材に応募したことを明らかにしていた。
 県は5事業者の参加資格を審査した後、事業者名を公表する予定。

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