尾上松也 映画「すくってごらん」で主役抜擢の3つの理由とは? 金魚すくいで成長する男役で映画初主演

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尾上松也の映画初主演作で百⽥夏菜⼦(ももいろクローバーZ)の映画初ヒロイン作である映画「すくってごらん」の劇場公開を前に、主人公の香芝役に尾上松也をキャスティングした理由を、真壁幸紀監督が明かした。尾上は、歌舞伎をはじめとする舞台のほか、山崎育三郎、城田優の3人で立ち上げたプロジェクト「IMY(アイマイ)」でも活躍し、2020年は日曜劇場「半沢直樹」にも出演。「すくってごらん」が初主演作となる。

真壁監督は、キャリアを重ねてきたエリート銀行員の香芝誠の年齢を「30代前半の設定」としたこと、歌が魅力を放つ本作では「歌える」ことが必須であること、遊び心あふれる作品のため「コメディ要素」が必要だったことを挙げ、年齢的に合い、ディズニー映画「モアナと伝説の海」で伸びやかな歌声を披露するなど高い歌唱力を持ち、コメディも演じられる尾上がすべての条件に当てはまることからオファーしたという。

オファーを受けた尾上は、企画書を読んで即座に出演を決めたという。「イメージできないことがたくさんありましたが、チャレンジしてみようという心が詰まっている気がして、そこに賭けたかった。そういう人たちが好きなんです」「自分の感覚を信じて、結果的に、いい判断をしたなと今は思っています」と語り、自信をのぞかせている。

「すくってごらん」には、尾上の他にも歌唱力に定評があるキャストがそろっている。「ももいろクローバーZ」で活躍する百田夏菜子は、明るく元気なキャラクターとは一味違った、はかなげで涼やかな歌声を披露している。さらに、劇団四季出身でミュージカルや舞台で主演を務める俳優の柿澤勇人、「RENT」などでミュージカル経験のある石田ニコル、ミュージカル「テニスの王様」などで活躍する矢崎広らが出演している。

「すくってごらん」は、⼤⾕紀⼦の同名マンガを原作に、左遷された⼤⼿メガバンクのエリート銀⾏マンである⾹芝誠が、⾦⿂すくいの店を営む吉乃たちや”金魚すくい”との出会いによって成長していく物語。原作と同じ奈良県を舞台に、「和」の世界と斬新な映像表現を融合させた作品となっている。

すくってごらん
2021年3月12日 TOHO シネマズ 日比谷 ほか全国公開
配給:ギグリーボックス
©2020 映画「すくってごらん」製作委員会 ©⼤⾕紀⼦/講談社

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