漫画家・詠里「女性であることは長所でも短所でもありません」 「野球少女」感想イラスト&コメント公開

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映画「野球少女」を鑑賞した漫画家の詠里による、感想イラスト&コメントが公開された。詠里は、チームの助っ人として大活躍する野球女子の”松井さん”を描いた「松井さんはスーパー・ルーキー」を、「イブニング」で連載している。

公開されたイラストには、「女性であることは長所でも短所でもありません」と書かれた右に、イ・ジュヨン演じる”天才野球少女”チュ・スインの姿が大きく描かれている。「女子かどうかは関係ない。お前は実力がない」とコーチのジンテ(イ・ジョニョク)がスインを突き放すシーンや、「このシーンがめちゃ好き」のコメントとともに、猛特訓を続けるスインを気遣う幼い頃から共に野球を続けるジョンホ(クァク・ドンヨン)が、爪を保護するマニキュアをスインに贈る場面などが、イラストで描かれている。

また、「男ばかりのチームの中に紅一点、すごい女性選手がいる…そういう物語は昔からいくつもありますが、ここまで真剣に一人の野球選手として尊重し、その実情に迫った物語はなかなかないと思います」「日本と韓国、国は違いますが、女子野球選手を取り巻く環境は驚くほど似ていますし、決して知らないどこかの話ではないと強く感じました」と、女子が野球に挑む作品に国境を越えて心に響いたことが、テキストで書かれている。

「野球少女」は、最高球速134Kmを誇る”天才野球少女”のチュ・スインが、プロ野球選手を目指す姿を描いた作品。チュ・スインを演じるのは、「梨泰院クラス」で演じたトランスジェンダーの料理長役が話題となり、アジアアーティストアワード2020でアイコン賞を受賞する活躍を見せているイ・ジュヨン。約40日間にわたって独立リーグの選手たちと訓練を受け、すべての野球シーンをスタント無しで挑んでいる。

野球少女
2021年3月5日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
配給:ロングライド
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