仙台空港24時間化 10日の覚書締結を発表 宮城県

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仙台空港

 仙台空港の24時間化に向け、宮城県は8日、地元の宮城県名取、同県岩沼両市と県庁で10日に覚書を締結すると正式発表した。運用時間の延長手続きに必要な地元同意が完了し、東北初の24時間空港が実現する。村井嘉浩知事は8日の定例記者会見で「大きな武器になる。間違いなく便数は増える」と空港の発展に期待を寄せた。
 村井知事と山田司郎名取市長、菊地啓夫岩沼市長の3者が結ぶ覚書には、離着陸を1夜間計2回とする騒音対策、県が両市と連携するなどして取り組む地域振興策を盛り込む。空港を運営する仙台国際空港(名取市)の鳥羽明門(あきと)社長も同席する。
 新型コロナウイルス禍で観光客が激減する中で、24時間化は厳しい船出となる。村井知事は「コロナが起きる前から協議を始めていた。アフターコロナを見据え、一気に交流人口が増える施策を考えておくことは重要だ」と強調した。
 覚書の締結後、仙台国際空港は航空機の離着陸の時間や頻度などの具体的な運行計画を策定し、国土交通省東京航空局の認可を受ける必要がある。村井知事は「既に仙台国際空港には航空会社から問い合わせがあり、関心は高い。県も協力し、路線拡大や増便を目指す」と述べた。

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