西野亮廣が美術館の建設費不足報道に反論「吉本からはさすがに借りづらいよねってだけの話」

西野亮廣

吉本興業を電撃退社した「キングコング」西野亮廣(40)が9日朝、美術館の建設計画危機報道に反論した。

個人事務所での活動となった西野の今後で注目を集めそうなのが、美術館計画だ。

自身が描いた絵本が原作の映画「えんとつ町のプペル」は、興行収入18億円のスマッシュヒット。この作中の世界観をリアルに再現した〝プペル美術館〟を自身の出身地である兵庫県川西市に建設し、町おこししようとしている。

ただ、川西市内に土地を1億円超で購入済みであるものの、9日発売の一部週刊誌は、「今も更地のまま」と着工していないと報道。また、この土地を担保にして西野が吉本から最大3億円まで貸付してもらえる、いわゆる根抵当権が設定されているが、吉本を退社したため「3億円もの支援をしてくれる存在がなくなるとすれば、大きな痛手だろう」と伝えた。

本紙は9日、西野について「吉本の強力な後ろ盾を失って資金難に陥りそう」と続報し、「建設費の総額には、当初の計画からまだ10億円ほど足りない」と言われていると指摘。「今後は建物の簡素化など建設費を下げることになるかもしれない!?」とした。

これに西野は即座に反応。9日朝、音声アプリのボイシーで、不足金について「造形に結構お金かかっちゃう。記事では10億円とありましたが、10億円じゃきかないと思います」と10億円以上不足しそうだと切り出す。

「(計画の)最初から10億円…たぶんもうちょっと(かかるの)を、どうやって用意しようかなかっていう問題なので、吉本を辞めようが辞めまいが関係ないです」と主張。「吉本からはさすがに借りづらいよねってだけの話」と補足した。

建物の簡素化などで建設費を下げることになるかもしれないと伝えられたことには「全く逆で、建設費を上げようとしているんですね」と反論した。

また、「着工が止まっているわけではない」とも説明。「ああいった施設の建設は地元の方に応援していただくのがめちゃくちゃ大事。そこに時間やら何やらがむちゃくちゃかかる」と地元の関係者と前向きな協議を重ねているという。「どこまでいっても最後は人なんですよ」と人とのコミュニケーションを重視しているとした。

最後に「美術館は引き続き造ります」とまとめた。

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