香取慎吾主演「アノニマス」に高橋克実が登場。萩原利久、鞘師里保らゲストも解禁

高橋克実が、テレビ東京系連続ドラマ「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(月曜午後10:00)の2月22日放送・第5話以降に、「指殺人対策室」に重圧をかける刑事部長・城ヶ崎明文役で登場する。また、ゲストキャストとして、2月15日放送・第4話に田中美里と前川泰之、第5話に萩原利久と鞘師里保、第6話に川島鈴遥と楽駆が出演することも発表された。

ドラマは、SNSでの誹謗(ひぼう)中傷や炎上などが後を絶たず、キーボードによる殺人=指殺人(ゆびさつじん)が、社会問題になってきていることを受け、警視庁に新設された「指殺人対策室」(通称・指対)に所属する万丞渉(香取)たちが、顔の見えない犯罪者=アノニマスを捜査し見つけ出し、その闇を暴いていく。

主演の香取とは、ドラマ初共演となる高橋は「少ししかご一緒できませんでしたが、言葉に重みがあり、引っ張っていただいて『アノニマス』の世界観にすーっと入って行くことができました。現場の雰囲気がとても明るく、途中から参加したとは思えないくらい、居心地がよかったです」と振り返っている。

第4話では、元アイドルの真壁澪(田中)が、夫の清二(小松和重)と共に、指対にやって来る。既婚男性とのダブル不倫を報じられてしまった澪は世間から反感を買い批判が殺到。同時に誹謗中傷を伴う芸能人たたきの標的となってしまう。不倫相手は何とマッチングアプリで出会った男で、「裏K察」という闇サイトでは次々と情報がさらされ、さらには、かつて澪へのストーカー行為で逮捕された男が出所して澪をつけ回しだす。

田中は「寂しさや孤独に耐えられなくて、どんな人か分からないままネットでつながりを求めてしまったり、無意識のうちに依存してしまう怖さを痛感しました。香取さん演じる万丞と接して『ちゃんと向き合う』ことの大切さも感じることができました。ネット社会が当たり前の日常に慣れてきた今だからこそ、この作品を通してもう一度見つめ直せたらと思います」とコメント。

澪との不倫関係が疑われる柊有起哉を演じる前川は「台本を読んだ時に、自分の役柄に関しては思わずニヤリとしてしまいましたが、表情や感情を出す加減が非常に重要なポイントになると感じていたので、その点も視聴者の方に楽しんでいただけたらうれしいです」と自身の役柄の見どころを語っている。

第5話では、指対に、大人気動画配信者・さわてぃ(橋本淳)から依頼が来る。SNSでの誹謗中傷が1カ月前に突然増加し、ついに「死んで詫びろ」という脅迫が届き怖くなったという。その脅迫行為がさらされて大バッシングを浴びることになった星野秀一(萩原)は、現実世界はもちろん、ネットの世界でも居場所を失ってしまうことに。しかし、星野を知る司書の山名栞(鞘師)は星野のことをいい人だと言う。さわてぃも何かを隠している様子を見せる。

萩原は「『指殺人』という言葉を初めて聞きましたが、とても今の世の中に強いメッセージとなる言葉だと思いました。台本を読み、現場でお芝居をして言葉が持っている力の強さをあらためて感じました。今回演じた役では、SNSの間違った使い方で人に向けて強い言葉を突きつけてしまいますが、SNSでは被害者、加害者が紙一重になる危うさも知り、とてもやりがいのある役でした。身近にある問題だと思うので、ぜひ見ていただきたいです」、鞘師も「最近特に議論されているSNSでの問題について、さまざまな立場に立って考えさせられる作品であり、今回ゲストとして、その一部に加えていただき光栄です。香取さんをはじめ、キャストの皆さん、監督、スタッフの皆さんと話し合いながら、視聴者の方々により伝えられるものをと考えて演じ、とても学びのあった時間でした。星野と栞が心を通わせていくさまに注目してご覧いただければと思います」と自身も学びがあったことを明かしつつ、それぞれメッセージを寄せている。

3月1日放送・第6話では、指対の誰かと“アノニマス”がつながっているとのうわさが警察内部で広まり、中でも特に万丞が疑われることに。そんな折、匿名の中傷で悩む専門学生・末松香(川島)がやって来る。メールの中身は恋人・椚総一郎(田中偉登)への中傷ばかりだという。その相談の最中に、総一郎が拉致・監禁される生配信が始まる。

川島は「SNSの善悪の境界線はとても難しく、情報の渦の中で自分の感覚や立ち位置が分からなくなるようなこの時代、何を大切に思い生きるべきかということを、今の世の中に強く訴えかけるこの作品に参加させて頂いただたこと、とてもうれしく思っています。命の尊さを香取さん演じる万丞さんの言葉で再認識しました。皆さまの心に響くような、そんな作品になっていればうれしいです」と出演の喜びを語っている。

そして、香の高校時代の同級生の弟・荒井翔太を演じた楽駆は「ドラマを楽しみにしていたので、作品に出演させていただくことが決まった時、本当にうれしく、そして光栄に思いました。SNS社会での想像力、発信の怖さ、責任などをあらためて撮影を通して感じ、周りの大事な人たちのことをもっと大切にしたいと思いました。この時代に生きる人々が救われるドラマになっていると思います。僕は今回、この作品の異物になれるよう全力で臨みました。ぜひ見ていただければと思います」と役に真摯(しんし)に向き合ったことを報告している。

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