三浦半島活性化へ「久里浜駅弁」 おかずに「黒船」刻印も

「久里浜駅弁」に関わったメンバー

 駅弁で三浦半島を活性化させようと神奈川県横須賀市内で発足した「地元発見!駅ごと弁当」プロジェクトの第2弾として、「久里浜駅弁」の販売が始まった。「追浜駅弁」に続き、地元産の食材を盛り込んだ。

 久里浜駅弁は、久里浜の飲食店3店舗による計5種類。久里浜で有名なタコを使ったタコ飯、走水の釣りアジの天ぷらやフライ、三浦野菜の浅漬けなどが入り、どれも色鮮やか。今後は卵焼きやかまぼこに、ペリー上陸の地にちなんで「黒船」の刻印を入れ、より地元の特徴を出す。

 コロナ禍で打撃を受ける飲食店を元気にしたいと、追浜銀座通り商店会などでつくる実行委員会が企画し、昨年12月に追浜駅弁を販売。他のエリアにも参加を呼び掛けていた。

 複数のエリアで計画が進む中で、久里浜商店会協同組合青年部を中心に久里浜駅弁を考案し、会長の藤原哉さん(49)は「三浦半島全体で盛り上げるために、他の駅の『駅弁』も売っていきたい」と意気込む。

 久里浜駅弁は毎週日曜の昼、京急久里浜駅前で販売予定。プロジェクトは京急線浦賀駅、三浦海岸駅、JR衣笠駅周辺でも計画進行中。

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