"アイドル哲学ナビゲーター"と"癒しの猫写真家"異色のコラボ、ニーチェ、カント、パスカル、ルソー...哲学者が残した珠玉の言葉『考えない猫が教える脱力系哲学の言葉』!

株式会社大和書房は『考えない猫が教える 脱力系哲学の言葉』(原田まりる 著 関由香 写真)を2021年2月12日に発売。

“アイドル哲学ナビゲーター”として活躍する原田まりるさんは、 哲学思考をドローン目線と例える。 それは見慣れた景色が広く新しいものに感じ、 自分の考えや視野がいかに狭いものだったかを思い知らせてくれるという。

今までも「これが常識」「これが正しい」という“当たり前” が「これっておかしくない?」と誰かが疑い、 声をあげたことで、 新しい価値観が生み出されてきた。 哲学は私たちに「こう思ってたけど、 ああも考えられるなぁ」とひらめきにつながるヒントを与えてくれる学問だ。

なんのために生きているのか。そう悩む動物は人間くらいだ。 原田家の3匹の猫たちは生きている意味に思い悩むことなく、 のびのび暮らしている。 好奇心旺盛で洗濯機の下や、 クローゼットに潜り込んだかと思えば、 急に窓の外を見つめじっと物思いに耽った表情をする。 そんな猫の佇まいはどこか哲学者のよう。 本書『考えない猫が教える 脱力系哲学の言葉』は猫たちの様々なポーズや表情を交えながら哲学者の言葉を学ぶ “猫哲学”。 本書を一部ご紹介。

―ニーチェ―

ずっと自分を大事にしてきた人は大事にしすぎたために最後は病弱になる

誰でも傷つきたくないものにゃ。 けれど繊細な自分を守りすぎて、 臆病なままでいるとどんどん臆病になっていくものにゃ。

―フロイト ―

断念の仕方を知っていると人生は結構楽しい

思い通りにならないことで悩んでるならいっそ諦める、 という選択肢を持っているほうが人生軽やかに楽しむことができるにゃ。

―エーリッヒ・フロム―

誰 かを愛するというのはたんなる激しい感情ではない。 それは決意であり、 決断であり、 約束である。

感情は移り気なものにゃ。 今日は好きでも、 1年後も好きとは限らないにゃ。 愛は感情じゃないのにゃ。 愛とは揺らぐことのない決意であり約束にゃ。

(本文一部略)

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