【クイーンC】レッジャードロ 菜七子を背に鋭伸「馬に芯が入ってきた」

菜七子とのコンビで新馬戦を勝ったレッジャードロ

中山の新馬戦では、3角まで最後方に位置しながら、直線では大外一閑の豪脚で差し切り、菜七子の今年、初勝利を飾った。次位を1秒4も上回る上がり最速の末脚は鮮烈なインパクトだったが、菜七子は「発馬でもまれてしまい、腹をくくって後ろからの競馬をしたのですが、すごくいい脚を使ってくれました」と能力を大絶賛。引き続きコンビを組み、重賞挑戦となる今回も豪脚炸裂なるか。

注目の最終追い切りは南ポリトラック5ハロンから僚馬を3馬身追走。道中の折り合いはスムーズ。外めを回った直緯では僚馬の内に入ると馬なりのままシャープな切れ味でラスト12・1秒(62・1―48・5―36・2秒)をマークし、半馬身先着した。

追い切り後、菜七子は「自分の体感的には遅いかなと思ったけど、時計を見たらまあまあ数字が出ていたし、すごくいい動きでした。前回は右にモタれる感じがあったので確認しながらでしたが、そういう面も大丈夫でしたし、馬に芯が入ってきた感じがします」と成長ぶりを実感。

さらに「ゲートは速いタイプではないので、東京コースもいいのでは」と好感触。抽選を突破すれば、再び末脚炸裂で自身初の芝重賞制覇へ期待は大いに高まる。

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