映画「ある用務員」上映記念舞台あいさつ コロナ感染対策の中で静かに盛り上がる

2月5日(金)よりシネマート新宿にて上映している映画「ある用務員」の舞台あいさつが9日行われた。壇上には映画に登場した主演の福士誠治演じる暗殺者や殺し屋たちが集合し、アクション現場を振り返るなど、トークショーが盛り上がった。

主演の福士は「僕の人生で初の主役となった本作は、今日のこの場に立っている昔から知っている方や初めての共演の方と改めて物作りの楽しさを知った作品です。是非、この面白さを伝えていきたいと思います」と冒頭の挨拶でスタートした。もっとも凶悪な殺し屋を演じた前野朋哉は「(お芝居で)拳銃を使うのは初めてだったのですが、中学生の頃、治安が悪くいつも護身用に空気銃を忍ばせていましたが、今回ようやく撃つ事が出来ました(笑)」と冗談を含めた思い出話に会場は静かに歓声を抑え盛り上がった。

髙石あかりは「銃を持つ事が(お芝居で)初めてでしたので、格好良く構えたいと思っておりましたが、普通の子が殺し屋というキャラクターでしたので、そこは安心して挑みました」と語った。アクション女優の伊澤彩織は「(撮影では)福士さんの締め技が徐々に締まっていき、後5秒で私は本当に落ちるところでした」と福士とのアクション撮影秘話を語った。

北代高士は「(福士さんと2階から落ちる)ハードなアクション撮影をやらせて頂いたのは(役者として)本当に嬉しかったです」と振り返った。波岡一喜は「昔からの俳優仲間の福士さんとこのように舞台あいさつに立っていられるのは本当に嬉しいし、今、泣けることも出来るくらい感動しています。でも泣きませんが(笑)」と俳優仲間としての喜びも語った。

阪元裕吾監督は「4年前に5万円で自主映画を作っていた事を振り返ると、今こうやって壇上にいるのが信じられないです。本当に嬉しいです」と感動を伝えた。

コロナ感染対策の中、劇場に足を運んで頂いた皆様に登壇者から感謝を込めた舞台あいさつだった。

「ある用務員」はシネマート新宿ほか、全国順次公開

集合写真左より、(阪元)(北代)(前野)(福士)(波岡)(髙石)(伊澤)

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