鷹・工藤監督が侍ジャパンへの選手供出方針を再確認「稲葉プランへの協力惜しまない」

工藤監督(左)と侍・稲葉監督(右)にあいさつする甲斐野

ソフトバンク・工藤公康監督(57)が10日、宮崎春季キャンプを視察に訪れた侍ジャパン・稲葉篤紀監督(48)に全面サポートを改めて約束した。

約30分、侍指揮官と青空会談。かねてソフトバンクは選手供出について、球団として全面的に協力する方針で歴代の侍ジャパンを支えてきた。12球団屈指のタレント集団を率いる工藤監督もこの日、代表候補に挙がる自軍選手の状態について丁寧に説明。その上で「稲葉監督の考えるチームプランに当てはまる選手であれば、協力は惜しまない」と強調した。

代表でも投打の軸として期待される千賀、柳田に加え、稲葉ジャパンの常連・甲斐、球界屈指の韋駄天・周東に、令和のサブマリン・高橋礼ら秘密兵器となり得る存在も数多く抱えるホークス。王球団会長から「ぜひ野球で金メダルを」とエールを送られた稲葉監督にとっては、背中を押される一日となったはずだ。

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