【新日本】マスター・ワトがBUSHIに苦杯も「俺の青い炎、消えてねえからな…」

敗れたワトを介抱する天山

新日本プロレス10日の広島サンプラザホール大会で、マスター・ワト(23)がBUSHI(37)とのシングルマッチに敗れ、グランドマスターへの道のりは足踏みを余儀なくされた。

昨年の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で敗れたBUSHIから指名を受ける格好で一騎打ちのチャンスを得たワトは、得意の足技で攻め立てた。テリブレを切り返してレシエントメンテ(高角度十字固め)を決めると、旋風脚から天山広吉(49)直伝のTTDをさく裂させた。

ところが必殺のRPP(変型ローリングセントーン)をかわされてしまうと、コードブレイカー、テリブレを立て続けに浴びて劣勢に。最後はMX(コーナーからのコードブレイカー)で3カウントを奪われた。

屈辱の敗戦を喫したワトだが、マネジャーの天山から「1回2回負けたくらいで終わるような男ちゃうやろ。まだまだ行けよ。チャンス逃したら、またつかみにいけよ」とゲキを飛ばされ「またつかみにいきます。俺の青い炎、消えてねえからな…」と逆襲を誓った。ワトの潜在能力に太鼓判を押す天山の信頼も、こんな1敗くらいでは全く揺らがない。「このまま終わる男じゃないしね。負けてから、そっから勝負ですよ。マスター・ワト、しっかり最後まで…最後っていうたらおかしいな。まだまだ頂点目指して、上を目指して、やってもらいたいですよ」とエールを送っていた。

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