久保建を糾弾「何の数字も残していない」スペインメディアがヘタフェ低迷の戦犯に

久保建英

スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)が、チーム低迷の〝戦犯〟としてヤリ玉に挙げられている。

直近4試合で3敗1分けで残留争いに巻き込まれ、ホセ・ボルダラス監督(56)の解任論も浮上するなど深刻な危機にあるヘタフェ。そうした中、スペインメディア「クレマニア」が低迷の原因として1月に加入した久保とMFカルレス・アレニャ(23)を〝指名〟した。

「ヘタフェの危機は、アレニャと久保がアルフォンソペレス・コロシアム(本拠地)に到着したのと同時期に発生した」と酷評。久保の加入直後こそ下位のエルチェ、ウエスカ相手に連勝したが、その後は相手の強化につれてプレー内容も不振に陥りチームも下降。

「ヘタフェは悪い結果を経て、ボルダラスは、2人がより快適に感じるように従来の4―4―2のシステムを4―3―3に変更した。しかし現実には、彼らは働いていない」と新加入のコンビのために戦術まで変えながら全く機能していないと分析。そして「アレニャは2つのアシストを記録しているが、久保はまだ何の数字も残していない」と目に見える結果を残していない久保を厳しく糾弾した。

同メディアは「ヘタフェがシーズン最悪の瞬間を迎えているのは事実。この悪い時をできるだけ早く逆転させなければならない」とチーム方針の変更の必要性を強調しており、このまま低迷が続くようならビリャレアルでの日々と同じようにベンチを温めることになりそうだ

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