ブルージェイズが山口俊をDFAに ロースターの40人枠から外れる

日本時間2月11日、山口俊(ブルージェイズ)がDFAとなり、ロースターの40人枠から外されたことが明らかになった。メジャーリーグ公式サイトのトランザクションにはブルージェイズがレッドソックスからウエーバーでジョエル・パヤンプスを獲得し、山口をDFAとしたことが記載されている。DFAとなった選手はただちにロースターの40人枠から外れ、7日以内にトレードされるか、ウエーバー公示される。

ウエーバーでの獲得を希望するチームが現れた場合、山口は移籍先のチームでロースターの40人枠に登録される。一方、獲得を希望するチームが現れずウエーバーを通過した場合、マイナー降格もしくは解雇となる。よって、DFAは必ずしも退団を意味するわけではなく、山口が「40人枠登録外のマイナー選手」としてブルージェイズに残留し、再びメジャー昇格を目指す可能性は残されている。

今オフ、ブルージェイズはロビー・レイと再契約し、メッツとのトレードでスティーブン・マッツを獲得。これによりロス・ストリップリングが先発ローテーションから押し出される形となり、新加入のタイラー・チャットウッドも含め、「ロングリリーフもこなせる救援右腕」というポジションは人材がダブついていた。そのため、山口はブルージェイズの戦力構想から外れたとみられる。

昨季の山口は17試合に登板して25.2イニングを投げ、2勝4敗、1ホールド、防御率8.06、26奪三振という成績。9月上旬に防御率は3点台まで改善されたものの、9月15日のヤンキース戦で7失点と炎上し、最終2登板でも合計7失点を喫したため、結局防御率8点台でシーズンを終えることになった。

新たにブルージェイズに加入したパヤンプスは今季がメジャー3年目。過去2年間はダイヤモンドバックスでプレーし、合計4試合に登板して防御率3.86を記録している。昨年11月にダイヤモンドバックスからDFAとなり、ウエーバーでレッドソックスへ移籍していたが、今度はブルージェイズへ移籍することになった。

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