辛坊治郎氏 森氏〝辞任劇〟に「五輪に執念燃やしてた」「あっさり辞めるということは…」

辛坊治郎氏

フリーキャスターの辛坊治郎氏(64)が11日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ズーム そこまで言うか!」に出演。会長を辞任する意向を固めたとされる東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長についてコメントした。

辛坊氏は「森さんの東京オリンピックにいたるいろんな局面での言動を総合すると、とにかくオリンピックやることだけが人生の目標で来たような感じ。一昨年のラグビーワールドカップが森さんの最後の仕事だった。当初は命があったらおまけにやろうか、ぐらいの多分感じだったと思うんです」と指摘。理由として森氏が2015年に左肺のがん摘出手術を受け、免疫治療薬「オプシーボ」の効果が出るまで、危険な状態だったことを挙げた。

その上で「あれだけ執念を燃やしていた森さんがそんなにあっさり辞めるか?って私は正直そういう感覚」と今回の行動を疑問視した。

続けて「もしあっさり辞めるということは、本音のところで森さん自身が、『もう今年のオリンピックは無理なんじゃないか』と見切ったんじゃないの?っていう感じがちょっとする」と分析。「どうなるか注目です」と締めくくった。

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