【新日本】CHAOSが6人タッグ防衛 怒りのYOSHI―HASHIはタッグ王座挑戦表明

敵に集中砲火を浴びせる(左から)後藤、YOSHI-HASHI、石井

新日本プロレス11日の広島大会で、NEVER無差別級6人タッグ王者の石井智宏(45)、後藤洋央紀(41)、YOSHI―HASHI(38)組がジェイ・ホワイト(28)、タマ・トンガ(38)、タンガ・ロア(37)組の挑戦を退けて3度目の防衛に成功した。

挑戦者の3人組だけで十分な実力者たちにもかかわらず、要所要所でセコンドの邪道(52)、外道(51)まで介入してくる極悪軍団バレットクラブの連携に苦しめられた。事実上3対5の戦いを強いられながらも、後藤と石井の好アシストからYOSHI―HASHIはタンガをバタフライロックに捕らえてギブアップを迫った。

邪道の竹刀攻撃によりこのチャンスを逃し、タンガの首折り弾を浴びたYOSHI―HASHIも王者の意地で3カウントは許さない。エイプシット(変型ドライバー)を切り抜けると奥の手・緊箍児(変型エビ固め)で丸め込み大逆転勝利を収めてみせた。

シリーズ通じてBCの蛮行三昧にフラストレーションを貯めていたYOSHI―HASHIは「次! お前たちの持ってるIWGPタッグのベルト、俺と後藤さんで挑戦させろ! そのベルトは俺たちがいただいてやるからな」と、タマとタンガの「G.о.D」が持つタッグ王座挑戦を要求した。対するG.о.Dは勝者チームのコメントブースを襲撃し「大阪で挑戦させてやろうじゃねえか。でも本来ならお前らにはその価値も権利もねえんだ。分かったな」と受諾。次期ビッグマッチ・大阪城ホール大会(27、28日)での王座戦が決定的となった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社