「日本語や働き方勉強したい」 ベトナム人技能実習生7人 事業所配属前に五島で研修

今月から福江島や宇久島の事業所に配属される介護分野の実習生(左4人)と農業分野の実習生=五島市岐宿町、県ごとう人材確保・育成協同組合

 介護と農業分野のベトナム人技能実習生計7人が、長崎県五島市福江島と佐世保市宇久島の事業所での実習を前に、日本語や日常生活について学ぶ研修に取り組んでいる。新型コロナウイルスの影響で入国は3カ月程度遅れたが、実習生たちは「日本の働き方や文化を勉強し、お金を稼ぎたい」と意気込む。
 7人は10~30代の女性。1月中旬に入国し、五島市の監理団体「県ごとう人材確保・育成協同組合」の施設などで1カ月間の研修を受けている。今月、福江島では3人が農業法人「アグリ・コーポレーション」、2人が養護老人ホーム「たちばな荘」に、残る2人は宇久島の特別養護老人ホーム「啓寿園」に、それぞれ配属される。同組合によると、宇久島では初の技能実習生という。
 7人は現在、日本語や交通ルール、労働に関する法律などを学んでおり、介護分野の4人は介護知識も学習している。介護実習生のディン・ティ・ガムさん(33)は「毎日、日本語と日本人の働き方を勉強したい。仕事を一生懸命頑張りたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社