F1スプリントレース導入案に「幅広い支持」とFIA。2021年実施に向け協議を続行

 2月11日に開催されたF1コミッション会合において、2021年F1の一部グランプリにスプリントレースを組み込む案について協議がなされ、広い支持が得られたことが発表された。最終的な決定は、シーズン開始までに行われるということだ。

 今回の会合では、F1レースウイークエンドの新フォーマットについて議論がなされた。その案は、予選を金曜に実施し、そのリザルトをグリッドとして用いたスプリントレースを土曜に行い、そのリザルトを決勝メインレースのグリッドにするというもので、今年の3戦においてこれを試すことが提案されたと考えられている。

2020年F1第9戦トスカーナGP グリッド

 FIAは、F1コミッション会合において、FIA、F1、チームが新たなレースウイークエンドのフォーマットについて話し合った結果、前向きな反応が見られたとして、今後検討を重ねて開幕までに詳細なプランを定めると発表した。

「新たな革新的な方法を用いて、より一層エキサイティングなレースウイークエンドのフォーマットを確立し、ファンを引き付けることの重要性を、すべてのチームが認識した」とFIAの声明には記されている。

「従って、一部レースで新たな予選フォーマットを取り入れることについて、全関係者から幅広い支持があった。2021年選手権のスタート前に最終決定を下すことを目的に、作業部会が完璧なプランを作成する仕事を託された」

 2021年シーズンは、3月28日にバーレーンで開幕する。

© 株式会社三栄