春を詰め込んだ☆桜のひな祭りショートケーキ 

毎年、春になると作る桜のスイーツの中から、ひな祭りにぴったりな春の風味を感じる桜味でジェノワーズとクリームを作ったショートケーキを。 いちごをサンドしているので、桜の風味のケーキと甘酸っぱいいちごが相まって、洋菓子でありながら和も感じさせてくれる一品になっています。

by Minamiさん

このレシピの材料


数量:15cmのデコ型 1台分

桜のジェノワーズ

全卵… 2個

グラニュー糖… 65g

薄力粉… 57g

桜パウダー… 8g

無塩バター… 16g

桜クリーム

生クリーム 42%… 400ml

グラニュー糖… 35g

桜パウダー… 8g

桜花ペースト… 12g

Wilton ピンクアイシングカラー… 楊枝に少量(お好みで)

シロップ

水… 30cc

グラニュー糖… 15g

デコレーション

チョコ 雛ピックセット… 1個

いちご… 1パック分

下準備


・卵・バターは、常温に戻しておく。 ・オーブンは、180℃に予熱しておく。(焼くときは170℃に落とします) ・型にクッキングシートを敷いておく。(工程でご紹介しています) ・粉類は、合わせてふるっておく。

作り方


1.15cmのデコ型に合わせて、クッキングシートをカットしておく。 今回は「cottaオリジナル くりかえし使えるオーブンシート(30×100cm)」を型の大きさに合わせて、カットして使用。 こちらは一度カットすると、洗って何度でも使用できるため、次のときにすぐに準備が出来て、とても便利。 手持ちのよく使用する型には全てこちらを使用していて、エコで経済的。 とても便利なので、おすすめですよ。

2.バターは、湯せんにかけて溶かしておく。 (バターの温度が低いと、合わせたときに泡が消えてしまうため、合わせるまで湯せんにかけたままにしておく)

3.粉類(薄力粉・桜パウダー)は合わせてふるっておく。 ☆2種類以上の粉を合わせるときは、清潔な袋や、このような清潔なタッパーに入れて振ってからふるうと、均一に混ざりやすくなります。

4.全卵・グラニュー糖を入れたボウルをハンドミキサーの高速で泡立てる。 最後の仕上げの1~2分くらいになったら、低速~中速ぐらいでキメを整える。 白っぽくなり、持ち上げたときに上に積もるくらいまで、よく泡立てる。 ※こちらはスタンドミキサーなので湯せんしながらはできないのですが、ハンドミキサーの場合は湯せんにかけながら泡立てると、さらによい状態の生地に仕上がります。

5.3のふるった粉類を入れ、ゴムベラでよく混ぜていく。

6.2の湯せんして溶かしたバターに生地の一部を入れてゴムベラで混ぜ、また大きなボウルに戻して混ぜる。 バターを入れた後は消泡作用があるため、混ぜすぎないようにする。

7.上から落としてリボン状になったら、混ぜ終わり。

8.7の生地を用意しておいた1の型に流し入れる。 180℃に予熱したオーブンを170℃に下げて、約28分間焼く。 ※オーブンによって癖が違うので、焼き時間は調節してください。 生地の上を軽く触ったときに、指のあとが付かないくらいになったら、焼き上がり。

9.焼き上がったら、オーブンから取り出し、ミトンなどをした手で型を軽く平面の台に落として、中の熱い空気を抜く。 ケーキクーラーの上で冷ましておく。 粗熱がとれたら、表面が乾燥しないようにキッチンペーパーを表面にかぶせ、しっかり冷ます。 完全に冷め、デコレーションまでに時間が空く場合は、乾燥しないようにラップをしておく。

10.耐熱容器に水・グラニュー糖を入れて、混ぜる。 ふんわりラップをして、600Wのレンジで10~20秒間程度温め、グラニュー糖を溶かす。 その後、冷ましておく。

11.10~15㏄程度パックに残し、ボウルに残りの生クリームとグラニュー糖を入れ、ハンドミキサーの中速で泡立て始め、高速にしていく。 (こちらはスタンドミキサーなので氷水に当てられないのですが、ハンドミキサーの場合は、氷水に当てながらやると早く泡立ちます) <生クリームをほんの少し残しておく> ※パックに10~15㏄程度、泡立てないままの生クリームを残しておく。(すぐに冷蔵庫へ) こちらはナッペをしながら万が一、生クリームが締まってきた場合、ボウルに少しずつ足してあげることで、再びなめらかな状態にすることができます。

12.グラニュー糖が混ざったくらいのところで、桜パウダーを加える。

13.次に桜ペーストを加え、混ぜる。

14.色味を見て、もう少し色を足したい場合は、お好みでWilton ピンクアイシングカラーを楊枝や竹串の先に少量付けて、クリームに入れて調節する。 ※こちらは、お好みでOK。 少量でかなり色が付くため、入れる際はこのくらいから。 追加したい場合は、また新しい清潔な楊枝を使用すること。

15.7分立てに泡立てた状態。

16.生クリームは2/3をナッペと絞り用に取り分け、サンド用は少しかためにしておく。 (9分立てに近い8分立て)

17.いちごはサンド用・デコレーション用にそれぞれ分けておく。 ・サンド用 →こちらは小粒ではなかったので、3等分にスライス。小粒なら1/2でもOK。 ・デコレーション用 →ヘタを取らないもの。 →ヘタを取ったものは、そのままや半分にカットなど、お好みで。 サンド用以外のものは、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫に入れておく。

18.ジェノワーズは、横3等分になるようにスライスしておく。 カットする際、ナイフを温めながら行うと、カットしやすい。

19.一番下の生地を回転台の上に置き、刷毛でシロップを打つ。 他の2枚については、のせたときにシロップを打つ。

20.サンド用のクリームを軽くナッペし、上にカットしたいちごを並べる。 ※清潔な使い捨て手袋をして、もしくは菜箸などを使って並べる。

21.上からサンド用のクリームをかぶせる。 横に出たクリームは、生地の側面にナッペする。

22.上に1枚生地を重ねて、さらにクリームを塗る。

23.再び、いちごを並べる。

24.残りのサンド用のクリームをのせて、同じようにはみ出たクリームは側面に塗る。

25.最後の1枚の生地をのせ、はじめに全体に下塗りをしておく。

26.次に、ナッペをする。 上面はパレットナイフを平行にして、回転台を回す。 側面は上から落ちたクリームと足りない分は側面に足してパレットナイフを固定し、回転台を回してナッペしていく。

27.底にたまったクリームを、パレットナイフを下に少しだけ差し込むようにして取り、その都度ボウルのヘリにこするようにして、クリームを取りながら行う。

28.上面の端に立ち上がったクリームをケーキの外側から内側へ、パレットナイフを平行に動かしながら、ケーキの円の中心に向かって、クリームを入れていく。

29.ナッペが終わった状態。 ここで一度、冷蔵庫に入れて落ち着かせておく。

30.絞り袋に口金をセットしておく。 絞るクリームは、少しかための8分立てに泡立て直しておく。 クリームを絞り袋に入れたら、冷蔵庫からケーキを取り出して、上部をお好みの形に絞っていく。 今回はシェル絞りに。 ケーキの全体を眺め、きれいな場所を正面と決める。 絞り始める場所は、その反対側(後ろになる側)から。 まず、最初にクリームを出し、手前側にすっと力を抜く。 次のクリームは、前のクリームの先にかぶるように絞り出す。

31.一周絞った状態。 こちらで一度、冷蔵庫で落ち着かせる。

32.仕上げ。 使用するトレー(自宅ならお皿など)に大きめのパレットナイフやケーキサーバー2本を使用して慎重に移し、お好みでいちごやチョコピックなど飾ったら、完成。 今回は後ろ側にいちごを並べ、前側にひな祭りの飾りを。 こちらもお好みで、自由に楽しんでみてくださいね。

33.桜風味のジェノワーズとクリーム・いちごの酸味が相まって、春の風味がお口に広がりますよ。

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