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2021年シーズンのWEC世界耐久選手権LMHル・マン・ハイパーカークラスに参戦するスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)は、シリーズに投入する新型プロトタイプマシン『グリッケンハウス007 LMH』を初始動させる様子を収めた動画を公開した。
同じくハイパーカーで参戦するトヨタと、1年限りで許可されたLMP1カーを用いて世界選手権の最高峰クラスに挑むアルピーヌとともに2021年シーズンのエントリーリストに名を連ねるSCG。同チームのマシンはイタリアのポディウム・アドバンスド・テクノロジーズで開発が行われており、現在はまもなく迎えるトラックデビューに向けた準備が進められている。
セブリング戦の中止にともない、4月上旬にポルティマオで開催されることになった開幕戦でのデビューが予定されている彼らのノンハイブリッドカーには、3.5リットルV型8気筒ツインターボが搭載される。このエンジンはピポモチュールで設計・開発されたものだ。
SCGから提供されたビデオでは、シャシーに組み込まれた同エンジンに初めて火が入る場面が収められ、ザウバーとヨースト・レーシングも関与するSCGの次世代プロトタイプカーが放つ咆哮を確認することができる。
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