池波正太郎原作「鬼平犯科帳」「仕掛人・藤枝梅安」が新たに映画化!

CS放送の時代劇専門チャンネルを運営する日本映画放送株式会社、株式会社NTTぷらら、スカパーJSAT株式会社は、池波正太郎の代表作「鬼平犯科帳」と「仕掛人・藤枝梅安」をそれぞれ新たに映画化することを決定した。なお、3月12日午後1:00から行われる記者会見で、主人公の長谷川平蔵と藤枝梅安をそれぞれ演じる主演俳優が発表される。なお、会見の模様は時代劇専門チャンネルで生中継。スカパーで無料放送するほか、時代劇専門チャンネル公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCAjsa9G-kKlyunF8XIOnWAA)、公式Twitter(https://twitter.com/jidaigekich)、LINE LIVE 映画・テレビチャンネル(https://live.line.me/channels/75)でも無料生配信される予定。

「鬼平犯科帳」と「仕掛人・藤枝梅安」は「剣客商売」と並んで池波の“三大シリーズ”に数えられる傑作長編で、ともに時代小説の金字塔として長年にわたって多くの読者に支持されてきた作品だ。

「鬼平犯科帳」は、「鬼の平蔵」こと火付盗賊改方長官である平蔵を主人公とする捕物を扱った物語。1968年から「オール讀物」(文藝春秋社)での連載が始まり、池波が他界する90年まで23年にわたって135作が発表され、累計発行部数3000万部を超える大ベストセラーだ。過去に何度もドラマ、映画、漫画、舞台化され、映像作品では八代目松本幸四郎(初代松本白鸚)をはじめ、丹波哲郎、萬屋錦之介、中村吉右衛門といった名優が平蔵を演じてきた。

一方、「仕掛人・藤枝梅安」は、殺し針で人知れず悪を葬る「仕掛人」としての裏の顔を持つ鍼医者・梅安の活躍を描いたハードボイルド作品。72年に「小説現代」(講談社)で第1作が発表された途端、端正に描き込まれた江戸の暗黒街の仕組みや定法、独自に創案された用語、庶民の日常とのコントラストが圧倒的な支持を集め、その年の読者賞を獲得した。以降、90年までの間に20作が発表され、映像作品では過去に緒形拳、田宮二郎、萬屋錦之介、小林桂樹、渡辺謙、岸谷五朗が主演を務めた。

令和の時代を迎え、原作者・池波の没後30年を経て、今なお世代を超えて多くのファンを魅了してやまない国民的人気シリーズ。その新映像化プロジェクトの幕開けに注目だ。

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