【POG】藤沢和厩舎に早くも4頭の2歳馬が入厩「定年までしっかり調教して管理したいと思います」

新種牡馬アロゲート産駒のポイズンアロウ

クラシックシーズン開幕へ2か月を残すなか、美浦・藤沢和厩舎には2歳馬4頭が早くも入厩。翌日の12日朝には全頭がさっそく坂路を1本駆け上がり、トレセンでの初調教を終えた。

入厩したのはフィフティシェビー(牡2=父Tapit×母Stopchargingmaria)、ポイズンアロウ(牡2=父Arrogate×母Crоsswinds)、リチュアル(牡2=父キングカメハメハ×母メイデイローズ)、馬名未定(牡2=父レッドスパーダ×母ラユロット)の4頭で、調教ゼッケンは順に1~4番と同世代でもっとも若い番号となっている。

来年2月いっぱいで定年を迎える藤沢和調教師の管理馬としては最後の世代。来春に同厩舎所属でのクラシック出走はかなわないが、競走馬としてはじめの一歩を踏み出した。

「定年までしっかり調教して管理したいと思います。4頭とも牧場で乗り込んで本当に順調に来ている。この時期に入厩できるのはいいことだし、これから1か月でピッチを上げて、どこで行ける(デビュー)かが分かるでしょう。陽気も良くなるしね」と藤沢和調教師。

米国産のフィフティシェビー、ポイズンアロウには年内の米国遠征への期待もかかるが「まだゲート試験も受かっていない段階(笑い)。でも、血統からしてもそうなったらいいね」と抱負を語った。

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