巨人の陽岱鋼が危機感。「石井琢+阿部」の〝2000安打メソッド〟で打棒復活目指す

〝2000安打メソッド〟で復活を期す巨人・陽

5年契約最終年を迎えた巨人・陽岱鋼外野手(34)が2人の名球会コーチの助言で復活を果たす。

S班沖縄キャンプで連日、汗を流すベテランは12日、石井琢朗野手総合コーチ(50)と居残り特打。練習後は打撃投手を務めた同コーチと身振り手振りを交えながら、スイングを入念に確認した。

昨季の陽岱鋼は8月に打撃不振により二軍落ち。11月に再昇格も一軍出場はわずか38試合に終わった。「後がないという考えしかない。全力で練習して100%の力を出す」と危機感をあらわにした。

「自分のバッティングを何とか引き出そうとしてくれている」と連日、指導を受ける石井コーチに感謝した陽はこう続けた。「(昨年)阿部二軍監督にもスイングを教えてもらった。今、石井コーチとやっていることと、阿部さんとやったことを、何とかミックスして、今年はやっていきたい」。

現役時代2132安打の阿部二軍監督、同2432安打の石井コーチ、2人の名球会入り指導者の教えを融合させていく考えを示した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社