地下鉄サリン被害者の映画監督 アレフ広報部長と対話の旅 ドキュメンタリー映画「AGANAI」予告

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1995年にオウム真理教が引き起こし地下鉄サリン事件で被害者となった映画監督督さかはらあつしと、オウム真理教の後続団体「Aleph(アレフ)」の広報部長・荒木浩との対話の旅を映し出したドキュメンタリー映画「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」の予告編が公開となった。

公開された予告編では、地下鉄サリン事件によってPTSD(心的外傷後ストレス障害)と神経への後遺症を抱えるさかはら監督とアレフ広報部長の荒木浩が、2人の出身地である京都府丹波への旅に向かう様子が映し出されている。さかはら監督がサリン事件についての解釈や現在の信仰について荒木を問いただす姿や、祖母のことを思い起こして涙を流す荒木の姿などが切り取られている。

「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」は、自らも地下鉄サリン事件の被害者であるさかはら監督が、アレフ広報部長の荒木との対話によって、その心の内に迫ろうとした作品。事件により人生を狂わされ、いまだに精神的・肉体的な苦しみを抱える”被害者”が”加害者”にカメラを向けた異色のドキュメンタリーとなっている。撮影から完成までには5年の年月がかけられ、完成した作品はIDA賞(国際ドキュメンタリー協会賞) 長編ドキュメンタリー賞のショートリストに選出される評価を得た。

AGANAI 地下鉄サリン事件と私
2021年3月20日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
配給:Good People
©2020 Good People Inc.

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