森喜朗氏もう1つの失言「コンパクト五輪」 7000億円が4倍超に…室井佑月が追及

左から森喜朗氏、室井佑月

作家の室井佑月(50)が12日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」に出演。辞任を発表した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)を巡り、自身の見解を述べた。

森会長は同日、女性蔑視発言の責任を取り辞任を表明。後任には元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)の名前が上がっている。

室井は森会長の辞任劇について「女性蔑視発言も問題だけど、あの発言だけではない」と指摘。

“コンパクト五輪”とうたい当初の予算である7000億円から3兆1400億円までに経費が増大したことや、組織委員会の不透明さが今回の事態を招いたと訴えた。

森会長の辞任が明らかとなった後の報道についても「『森さんが居ないと』『いい人だった』なんて話が出てきたけど、一部の人にとってはいい人だよ」とした上で「森さんはアマチュアスポーツの選手の前で『気にすんな、いくらでも出してやるから』なんてパッと言える人。そういう関連の人からは神様に見えるかもしれないけど、森さんのお金じゃないもん」と主張。

最後は「森さんが泣いてた、川渕さんに頼んだなんてまた下らない美談みたいな話もあるけど、そんなの誰が信用するの?まず、3兆1400億円までに膨らんだことをキチンとしないと、誰がいい話だって思うの!」とコメントした。

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