KTMは2月12日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているレッドブルKTMファクトリー・レーシングとテック3KTMファクトリー・レーシングの参戦体制を発表し、2021年シーズンに使用するマシン『RC16』のカラーリングを公開した。
2017年にMotoGPクラスの参戦を開始したKTMは、KTM RC16を使用して2チーム4台体制で参戦している。
サテライトチームはレッドブルKTMテック3からテック3KTMファクトリー・レーシングと名称が変わり、継続参戦のイケル・レクオーナと新たにダニロ・ペトルッチを擁すこととなる。
レクオーナは2016年からMoto2クラスに参戦し、MotoGPクラスには2020年からフル参戦しているスペイン人ライダーだ。昨年は新型コロナウイルスの影響を受けて終盤3戦は欠場したが、シングルフィニッシュを果たすポテンシャルも見せている。
イタリア人ライダーであるペトルッチは、ドゥカティのファクトリーチームであるドゥカティ・チームからKTMに移籍する。2019年に初優勝を飾り、昨年も1勝をマークし、ランキング12位となっている。
サテライトチームのマシンカラーリングはレッドブルの商品であるオーガニックス・バイ・レッドブルの一種『シンプリーコーラ』のロゴが入ったカラーリングだったが、今年はオレンジとブラックを基調としたカラーリングとなった。
そして、ミカ・カリオとダニ・ペドロサがテストライダーの契約を更新してKTM RC16を開発していくことになる。