J1開幕迫るFC東京・長谷川健太監督は練習試合絶不調も「順調に来ています」

長谷川健太

J1FC東京の長谷川健太監督(55)が異例の新シーズンに臨む。

沖縄で合宿中の指揮官は12日にリモート会見し「ここまで順調に来ています。けが人も復帰し、コンディションも上がってきている。トレーニング内容も濃くやれていると思っています。戦術理解度も浸透している」とチームの充実ぶりを語ったが、問題は結果が出ていないことだ。

FC東京は3日にJ2千葉とトレーニングマッチを行い、2―3(45分×3)、7日はJ2京都に2―6(45分×4)で敗れるなど、合宿の段階ながら結果が出ていない。

指揮官は「練習試合が芳しくないので、結果を細かく分析し(26日開幕の)シーズンに備えたい」と話したが、チームづくりに関しては戸惑いがあるようだ。

長谷川監督は「合宿期間を短く設定している。1月4日(ルヴァンカップ決勝)まで試合があって、オフを取ったので5週間でチームをつくるということをしている」とし、これまでならば6週間という時間をかけて開幕に向けて準備していたが、今季は「例年とは違う」というわけだ。

しかも昨季はJ2への降格がなかったため、今季J1は20チームが参戦。試合数も4試合増えて全38試合を戦うことになる。指揮官は「残り3週間でつなげていきたい」と話し、新シーズンを見据えていた。

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