森喜朗氏 手続き終わるまではまだ「会長」

合同懇談会で辞任を表明した森喜朗会長(代表撮影)

東京五輪・パラリンピック組織委員会は12日、評議員会・理事会の合同懇談会を都内で開催。冒頭に森喜朗会長(83)が正式に辞意を表明したが、会長の肩書きはしばらく残ることになりそうだ。

森会長は女性蔑視発言の責任を取り、今回の決断に至った。ただ、高谷正哲スポークスパーソン(SP)によると「今日は手続きのできる場じゃない」。そのため「手続き論的にはまだ役職名は森喜朗会長になります」と明かした。

その理由について「評議員と理事が全員集まってる場、かつみなさんにも明確にオープンしている場で辞意を示されている」としながらも「法律上の手続きの問題があるので、それは来週以降、できるだけ早いタイミングで新会長を決めることで、ご本人(森会長)が会長職を辞職されたということが初めて言えるようになる」と説明した。

気になる会長代行については「代行っていうのは、確かに会長が不在のときに会長の業務を代行する」とした上で「手続き上、法律論でいくと、あくまで次の会長が決まるまで森会長が会長なんですよね。不在と言ったら表現がおかしくなる」と語った。

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