【ノア】武藤が潮崎撃破してGHC王座戴冠 メジャータイトル史上最年長王者

ベルトを手にする武藤(右)と敗れた潮崎

ノアにとって10年ぶりの〝聖地帰還〟となる12日の東京・日本武道館大会で、GHCヘビー級選手権が行われ〝プロレスリングマスター〟武藤敬司(58)が、王者・潮崎豪(39)を破り第34代王座を奪取。プロレス界のメジャータイトル史上最年長王者となった。

試合はじっくりとしたグラウンドの展開からスタート。武藤がアキレス腱固めからフラッシングエルボー、チキンウイングアームロックで自分の土俵に引きずり込んでいく。

さらにロープに固定してのシャイニングウィザード、ドラゴンスクリューと動きを止めることに成功すると〝秘策〟エメラルドフロウジョンで追い込む。

最後は潮崎の豪腕ラリアート、ゴーフラッシャー、ムーンサルトプレスを耐え抜き、フランケンシュタイナーで3カウントを奪った。

試合後にはリングインした清宮海斗からにらみつけられたものの、無言で立ち去った。

バックステージでは「全身交通事故にあったみたい。潮崎は強かったよ。もうボクシングみたいにタイトルマッチは年に1、2回にしてもらおうかな。まあでも俺がチャンピオンのうちにフルハウス(の観客)でやりたいね」と充実の表情を見せた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社