警察犬でも行方分からず 来店客が未帰宅…心配したコンビニオーナー、捜索し発見 熊谷署が感謝状

近藤峰彦署長(左)から感謝状を受け取る丸山康信さん=熊谷署

 埼玉県の熊谷署(近藤峰彦署長)は9日、未帰宅の70代女性を発見し110番して人命救助に貢献したとして、熊谷市のセブンイレブン熊谷成田店オーナー丸山康信さん(49)に感謝状を贈呈した。

 丸山さんらによると、1月29日午後9時ごろ、常連客である高齢女性が財布を持たずに来店。自宅と反対方向に帰っていったことを心配し、女性の家族に連絡したところ、女性が未帰宅であることが分かった。同日午後10時すぎ、女性の家族が「祖母が帰ってこない」と110番。警察犬も出動して捜索したが、行方が分からなかった。

 丸山さんは翌日午前6時まで勤務していたが、女性の家族から連絡が来なかったため、勤務明けに周辺を捜索。午前6時半ごろ、付近の小学校の校庭で女性が倒れているのを見つけ、110番した。この日の熊谷の最低気温はマイナス0.8度。女性はズボンとセーターだけの薄着で、低体温症になっていたが、命に別条はないという。

 丸山さんは「見つけた時は呼び掛けに応答しなかったが、体が反応した。命が助かってほっとしている」。近藤署長も「命に関わることであり、心より感謝している」と話していた。

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