Dバックスが35歳のベテラン内野手・カブレラと1年175万ドルで合意

日本時間2月13日、ダイヤモンドバックスがナショナルズからフリーエージェントとなっていたアズドゥルバル・カブレラと1年契約で合意したことが明らかになった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは、契約条件について年俸175万ドル+出来高105万ドルと伝えている。ダイヤモンドバックスはケテル・マーテイのポジションが確定しておらず、カブレラを二塁に置いてマーテイを中堅に固定する可能性もあるとみられている。

現在35歳のカブレラは昨季ナショナルズで52試合に出場して打率.242、8本塁打、31打点、OPS.753を記録。14年間のメジャー生活でOPSは.800を超えたのは1度だけ(メッツ時代の2016年)だが、30歳を過ぎてからも全てのシーズンで.750を超えるOPSをキープしており、派手ではないものの堅実な働きを期待できる選手である。

もともとは二遊間をメインとする選手だったが、過去2年は1度も遊撃の守備に就いておらず、昨季は二塁での出場機会もゼロ。昨季のスタメン出場は一塁23試合、三塁17試合、指名打者11試合という内訳だった。ただし、2019年は二塁手として29試合にスタメン出場しており、遊撃を守るのは難しいとしても、二塁ならまだ守ることができるのではないだろうか。

今季のダイヤモンドバックスはレギュラーの顔ぶれを固めるうえで、マーテイのポジションがポイントとなる。チームは補強との兼ね合いを見ながら、マーテイが二塁を守るか中堅を守るかを決める方針だが、もしカブレラを正二塁手として起用するのであれば、マーテイは正中堅手を務めることになる。

一方、カブレラを内野のバックアップ要員として起用するのであれば、マーテイが正二塁手となり、正中堅手にはメジャー2年目のドールトン・バーショの抜擢が予想される。スプリング・トレーニングでカブレラの二塁守備やバーショの成長具合を見ながら判断していくことになりそうだ。

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