巨人の左腕・中川が守護神に意欲 目標のストッパーは「角さん」

ブルペンで投球した中川皓太

巨人の左腕・中川皓太投手(26)がS班沖縄キャンプ第2クール3日目(13日)、5度目のブルペン投球。守護神奪取に向け意気込んだ。

ブルペンで直球と切れ味抜群のスライダーを計50球、投げ込んだ中川は「寒さを感じない場所でやらせてもらって、例年より投げられている」と順調な調整に笑顔を見せた。

今季の中川には守護神の期待がかかる。「(抑えも)経験は少しさせてもらった。一番後ろを任されるということは、自分の後ろは誰もいないという気持ちでいかないといけない立場。何としても1イニング自分で抑えるという意味では8回と9回は全然違う」と重さの違いを説明する。

19年には16セーブをマークするなど抑え経験もある左腕は目指すストッパー像に「角(盈男)さん」とキッパリ。80年代のG黄金時代を支えた左の守護神の名前を挙げた。

昨季は主に8回を任され登板37試合、防御率1・00、15ホールド、6セーブと堂々の成績も左脇腹痛で10月9日に抹消。日本シリーズこそ間に合ったものの、フル出場はならなかった。

東京五輪で侍ジャパンの候補にも名前の挙がる左腕は「ケガをしないこと。体(の状態を)を上げていく」とコブシを握った。中川がGの守護神を実力で勝ち取る。

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