ひと振りで決める! 巨人のチーム最年長・亀井がプロテインでパワー維持

チーム最年長となった亀井だがまだまだ元気だ

巨人のチーム最年長・亀井義行外野手(38)が代打の切り札としての決意を語った。

S班沖縄キャンプ第2クール3日目(13日)、早出から練習に参加した亀井は、その後の全体練習ではフリー打撃で快音を響かせた。

中島と並びチーム最年長となるベテランは「ケガしないことですね。去年も(左足を)ケガをしてしまい、そこの強化もしないといけないし。数字とかそういう目標はないですけど、しっかり体を作ってチームの力になれるようにしたい」と決意した。

亀井は昨年9月21日の広島戦(東京ドーム)で本塁クロスプレーの際、左足を痛め途中退場。その後はファームで調整となり一軍出場は51試合に終わった。

今季の外野陣はDeNAからFA移籍した梶谷、さらに新外国人のテームズが加わる激戦区。「困った時に『亀井がいる』と言っていただけると僕はうれしいですし。監督に言われたことをしっかりと仕事をこなすのが僕の仕事だと思うので。梶谷選手も来ましたけど、やっぱりチームが強くなるために来てくれたので、ともにチームのために頑張りたいなと思います」と前を向いた。

今季は主に「左の代打の切り札」としての期待がかかる。キャンプではウエート前にプロテインを飲むなどパワーアップに努めているそうで「40手前で筋力アップというのは難しいけど、落ちることが少ないように、(筋力の)維持が狙いとしてはある。ここで一発ホームラン欲しいという時、代打とかでいく時にあれはいいわけで。ホームラン狙うわけじゃないですけど、力も蓄えておかないと」と、その意図を語った。

勝負強い打撃もさることながら、今やナインの精神的支柱となっている背番号9。まだまだチームに欠かせない存在だ。

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