中日の大野雄大投手(32)が13日、沖縄・北谷で今キャンプ3度目のブルペン入りし、今季最多となる119球を投げ込んだ。
昨季、沢村賞左腕のピッチがようやく上がってきた。ここまでスロー調整を続けてきたが「感じよく投げられたと思います。もう第3クールに入ってますし、もっと早くにこういう球数を投げられたら良かったんですけど、徐々上げということで、第3クールで100球を超えたいと思っていたので良かったと思います」と笑顔を見せた。
この日は直球のほか、変化球もスライダー、フォーク、ツーシームなど持ち球全種の感覚も確認。さらに打者を立たせた上、自身でカウントを想定し、実戦を意識しながら投げ込んだ。「やっぱりバッターに立ってもらって試合と同じような感覚で投げるのが一番しっくりくるなと再確認できた。ゲームだと絶対バッターがいるし、そこで結果を出して初めてピッチングも生きてくると思うのでブルペンからそういう意識でやっています」と力説した。
実戦登板の予定については「首脳陣の方とまだ全くそういうことを話してないので、どうなのかなという感じです」としながらも「投げろと言われれば投げられるのはある」と問題なしを強調した。