トットナム・モウリーニョ監督がベイルのSNS投稿を批判「矛盾がある」

ベイル(左)とモウリーニョ監督(ロイター)

イングランド・プレミアリーグ、トットナムのジョゼ・モウリーニョ監督(58)が、チームに所属するウェールズ代表FWガレス・ベイル(31)のSNS投稿を批判している。

ベイルはスペイン1部レアル・マドリードから昨年9月に期限付き移籍で古巣復帰したが、なかなかコンディションが上がらず、今季はリーグ戦で6試合1ゴールにとどまっている。そんな中、4―5で敗れたエバートンとのFA杯5回戦(10日)でベイルが、ベンチ外だったことがきっかけで両者の溝が明らかになった。

モウリーニョ監督はベンチ外の理由をコンディションが万全でないとしていたが、本人は10日に自身のインスタグラムで「今日はいいセッションができた」と投稿。指揮官は、自身の見解と矛盾するような内容だっただけに、看過できなかったようだ。

英紙「サン」などによると、指揮官は13日のマンチェスター・シティ戦に向けた会見で「シーズン当初から選手の状態に関してオープンにしないように努めてきたが、ベイルの投稿と現実の間に矛盾があったため、今回は対処する必要があった。彼の責任ではなかったのかもしれないが、トレーニングセッションは素晴らしかったので、準備ができてというのは間違い」と強調した。

マンチェスターC戦の起用については「彼が準備できているならメンバー入りすることになる」と語ったが、この一件で監督の信頼を失ったとすれば、たとえコンディションが上がったとしても出場機会はさらに限られてしまいそうだ。

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