「スアレスと同じ」ヴェンゲル、得点力不足のフィルミーノを擁護する理由

プレミアリーグ第21節でレスターに3-1で敗れたリヴァプール。

これで今季6敗目となり、ユルゲン・クロップ監督も連覇断念を口にしている。

近年のチームを支えてきたロベルト・フィルミーノも批判の対象になっているが、アーセン・ヴェンゲル氏は彼を擁護した『beIN SPORTS』の放送でこう述べたのだ。

アーセン・ヴェンゲル

「リヴァプールにはルイス・スアレスのようなストライカーがいた。今はフィルミーノがそれだ。

ワイドの選手たちをよくするストライカーと周りの選手を殺すストライカーがいる。

スアレスやフィルミーノは周りの選手たちをよくする選手だ。

フィルミーノのポジションにいる多くのストライカーたちはシュートやドリブルをしようとする。

彼はあまり見ないタイプのストライカーだ。チームのためにハードワークをし、周囲の選手たちをより良くする。

正直、選手たちはあらゆることを求められる。

ただ、私が言いたいのは、得点できなかった時にロッカーロームでチームを破壊しようとする多くのストライカーたちを見てきたということだ。

彼は常にチームのために働く用意ができているし、他人のために体を張る。

だから、私はそれに敬意を払っている。そして、彼はゴールも決める。

彼は少しゴールを欠いているかもしれないが、それ以外は何も責めることはできないよ」

周囲に好影響を与えるストライカー、逆に悪影響を及ぼすストライカーがいると語ったヴェンゲル。後者のタイプは実際に多く目にしてきたが、フィルミーノのように周囲のために働けるFWは稀有な存在だと評価しているようだ。

実際、フィルミーノはレスター戦でも驚きのトリッキーパスでモハメド・サラーの得点を演出している。

【動画】これはすごかった!フィルミーノ、サラーをアシストした変態パス

なお、今季のフィルミーノは全33試合で6ゴール7アシストというスタッツだ。

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