「こどもの国」緑地保全へ支援呼び掛け コロナで来場者減り クラウドファンディング導入

桜が美しい中央広場(こどもの国提供)

 横浜市青葉区の自然公園「こどもの国」が、園内の緑地保全に向けた支援金を呼び掛けている。コロナ禍で入場料収入などが落ち込み、「運営もままならない状況で緑を守れない」とクラウドファンディング(CF)を導入。目標額1千万円で、5月14日まで。

 同園は昨年4月の緊急事態宣言を受け、開園後初めて約2カ月間休園した。再開後もプールやスケート場を休止し、来場者数は前年の86万人から約50万人に減少したという。

 園を運営する社会福祉法人こどもの国協会によると、1月のCF開始から約3週間で700万円超が集まった。清水慶之業務部長は「とても励まされている。資金は新たな植樹や、ナラ枯れなどの対策に生かしたい」と話している。

 支援金は3千円から。支援者には入園券などが送られる。問い合わせは、同園電話045(961)2111。

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