神奈川県職員「密」回避へ昼休み分散 コロナ対策で選択制に

神奈川県庁

 神奈川県は、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、原則正午から午後1時までとしていた県職員の昼休みを、午前11時から午後2時までの時間帯で職員が選択できるようにした。昼休みの分散化により、職場周辺の飲食店などの「密」を避けるほか、休憩時間の確保を促進する。

 県は9日から昼休みの制度を変更。(1)午前11時~正午(2)午前11時半~午後0時半(3)正午~午後1時(4)同0時半~同1時半(5)同1時~同2時─の5パターンから選択できるようにした。

 ランチタイムには県庁など職場周辺の飲食店やコンビニエンスストアが混雑し「密」の状態となっているほか、県によると、昼に業務が入った場合には昼休みを十分取れないケースも多かったという。

 黒岩祐治知事は「一つ一つは小さな改革だが、工夫を積み重ねることで職員の危機感を共有し、全庁を挙げてコロナ対策に取り組むとともに、働き方改革にもつなげたい」と話している。

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