鷹・工藤監督 し烈な右翼争いに熱視線「栗原でいくか、上林でいくか」結果重視を強調

工藤監督の決断は…

ソフトバンク宮崎春季キャンプ(生目の杜運動公園)は15日から紅白戦が始まる。14日、工藤公康監督(57)は開幕に向けた熾烈な外野手争いについて言及。柳田、中村晃、長谷川、グラシアルら実力者がひしめく中、昨季右翼を定位置にブレークした栗原、逆襲に燃える上林、ともに2年目の柳町と佐藤直、さらには真砂、釜元ら若手がアピール合戦を繰り広げる。当事者たちはたまったものじゃないが、チーム強化につながるサバイバルに指揮官の熱視線は例年以上だ。

最大の注目はこの日、工藤監督が自ら切り出した「最終的にライトをどうするか」。続けざまに指揮官は「栗原でいくか、上林でいくかという結論は出ないと思う。あくまで結果を残した人が最終的にはそこにつくことになる」と、開幕直前まで右翼争いを見守るつもりだ。

ここまで2度のシート打撃で4打数4安打と実戦で好スタートを切った柳町も大いに評価している。「いい競争というか、厳しい競争になる」とも語り「真砂も佐藤直もいる。ウチはただでさえ右が少ない。そういう意味で右の人が打つと評価が上がる」と、選考ポイントの詳細にも踏み込んだ。

活気あるサバイバルを期待した工藤監督。全員に対して「頑張ってほしい」と、悩んで悩んで悩み倒すほどのアピールを求めた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社