「欧州を知る男」香川への期待値がギリシャ国内で急上昇

香川真司

ギリシャ1部PAOKの元日本代表MF香川真司(31)が、欧州の舞台での活躍が期待されている。

PAOKで順調にチームに適応している香川はプレーの精度が上がっており、周囲からの評価も高まっている。

そうした中でギリシャ紙「メトロスポーツ」は「欧州の大会でアジアのトッププレーヤーである香川に敬意を表し、栄光の物語がどういったものであるのかを理解することができる」とこれまで香川が欧州チャンピオンズリーグ(CL)や欧州リーグ(EL)で残してきた実績を紹介。

「欧州の大会への出場数はアジア人で5番目で、CLでの4ゴールは6番目に位置している。彼は欧州の大会全体のゴール数は11得点で3位だ」とアジア史上屈指のストライカーだと指摘。「上記のスーパーな記録の数々は、香川にとって非常に単純明快なことを証明している。それは世界のサッカー界のエリートで、彼が〝時代を超えた存在〟であることだ」と称賛した。

PAOKは来季のCLやELの出場権をかけてリーグ戦で上位争いを演じており、欧州の舞台に立てば香川の活躍に期待がかかる。「この舞台でのプレーを達成するために、彼は現在PAOKの若者たちとの日々を必要としている」と今後のチームのキーマンとしてその奮闘に注目している。

ギリシャで急上昇している香川への期待。イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドやドイツのドルトムントなどビッグクラブで活躍してきた香川の名が、改めて世界的なビッグネームであることが浮き彫りになった。

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