箱根駅伝出場の神大陸上部がメッセージ動画 中止の報告会の代わり

神奈川大陸上競技部が公開した駅伝報告動画。選手が各区間の走りを振り返っている

 正月の第97回東京箱根間往復大学駅伝に出場した神奈川大の陸上競技部が、在校生や卒業生らの応援に感謝を伝える動画を公開した。新型コロナウイルス感染症の影響で学内の報告会が中止となったことから、映像を通じてメッセージを届けている。

 10分ほどにまとめた動画には、全10区間を駆け抜けた選手たちが登場。1年生ながら10区で区間2位の佐々木亮輔は「途中で足が止まりそうだったが、ゴールできてよかった」と振り返った。

 5区を走った主将の北崎拓矢(4年)は「人生で最後なので、やれることをやるしかないという吹っ切れた感じだった」と当時の心境を明かし、「競技に取り組めるのはサポートしてくれる人たちのおかげ」と感謝も口にした。

 神大は総合13位でシード権を逃した。大後栄治監督(56)は「今年の経験をフルに生かし、確実にシードはものにしたい」と来年への決意を述べている。学長や合宿所の調理師らも出演し、選手の力走をねぎらった。

 動画は大学の公式ユーチューブチャンネルで視聴できる。

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