新型コロナワクチン到着「医療従事者」先行接種へ

新型コロナウイルス感染拡大防止の切り札として期待されるワクチンが、2月12日に成田空港に到着し、2月17日から医療従事者への先行接種が始まる予定です。

日本に到着したのは米製薬大手のファイザー製ワクチンで、ベルギーから第一便が成田空港に到着しました。

関係者によりますと、今回は約37万回分が到着したとみられ、2月下旬から4月にかけて複数回、輸入する予定です。

またワクチンの承認を審議する厚生労働省の部会で、有効性と安全性が確認されたとして特例承認を了承しました。

14日にも田村厚生労働大臣が正式承認し、同意を得た国立病院機構などの医療従事者、約1万5000人に「先行接種」が始まります。

残るワクチンは、3月中旬以降に始まる予定で、そのほかの医療従事者にも接種していくということです。

ファイザーは治験で新型コロナウイルスが発症する割合を95%抑える有効性が確認されたとしています。

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