メッツが左腕・モンゴメリー、右腕・ハンターとマイナー契約

日本時間2月15日、メッツはマイク・モンゴメリー、トミー・ハンターの両投手とマイナー契約を結んだことを発表した。左腕・モンゴメリーはロイヤルズ、右腕・ハンターはフィリーズからそれぞれフリーエージェントとなっていた。両投手とも招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することが決定しており、メッツのスプリング・トレーニングに参加する選手はこの2人を加えて合計70人となっている。

現在31歳のモンゴメリーは2008年のドラフトでロイヤルズから全体36位指名を受けてプロ入りし、2015年にマリナーズでメジャーデビュー。翌年途中にカブスへ移籍し、この年は49試合(うち7先発)に登板して防御率2.52という安定したピッチングを見せ、ポストシーズンでも11試合に登板してワールドシリーズ制覇に貢献した。

2017年、2018年も先発と救援を兼任しながら100イニング以上を投げ、防御率3点台をマーク。2019年途中に古巣・ロイヤルズへ復帰したが、昨季は広背筋を痛めて3試合のみの登板に終わった。メッツは計算できる救援左腕がアーロン・ループくらいしか見当たらず、開幕ロースター入りのチャンスは十分。場合によっては先発で起用される可能性もあるだろう。

一方、現在34歳のハンターは2007年のドラフトでレンジャーズから全体54位指名を受けてプロ入りし、メジャー3年目の2010年に自己最多の13勝をマーク。しかし、先発投手としては伸び悩みが続き、オリオールズ移籍後の2013年から救援に完全転向して開花した。

60試合以上に登板して防御率2点台をマークしたシーズンが3度(2013年、2014年、2017年)あり、20ホールド以上のシーズンも3度(2013年、2017年、2018年)。直近3年間はフィリーズでプレーしたが、2019年は右前腕痛で5試合しか投げられず、昨季は24試合に登板して8ホールドを記録したが、防御率4.01とやや安定感を欠いた。若手やその他の招待選手と開幕ロースター入りを争うことになりそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.