アスレチックスがペティート、ロモの両救援右腕と1年契約

日本時間2月15日、アスレチックスが自軍からフリーエージェントとなった救援右腕ユスメイロ・ペティートと1年255万ドル、ツインズからフリーエージェントとなった救援右腕セルジオ・ロモと1年225万ドルで契約合意に達したことが明らかになった。リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)やホアキム・ソリア(ダイヤモンドバックス)が退団し、ブルペンの弱体化が懸念されていたアスレチックスだが、2人のベテラン右腕を確保することに成功した。

現在36歳のペティートはネームバリューこそ低いものの、メジャーで最も貢献度の高いリリーバーの1人であり、直近4シーズンで240試合に登板して289イニングを投げ、19勝9敗4セーブ、67ホールド、防御率2.74の好成績を残している。2019年はリーグ最多の80試合に登板して防御率2.71、昨季は26試合に登板して自己ベストの防御率1.66をマーク。2017年と2018年はいずれも90イニング以上を投げている。

メジャーリーグ公式サイトでは日本時間2月14日に「過小評価ベストナイン」を選出する特集記事が公開されたが、救援投手部門で選出されたのがペティートだった。球界有数の実力派リリーバーと再契約できたのは、アスレチックスにとって非常に大きな補強と言える。

一方、現在37歳のロモはメジャー13年間で通算732試合に登板して防御率2.95、134セーブ、188ホールドの実績を誇る。昨季はツインズで24試合に登板して防御率4.05、5セーブ、10ホールドをマークした。ジャイアンツ時代には3度(2010年、2012年、2014年)のワールドシリーズ制覇を経験しており、2012~15年にはペティートともチームメイトだった。

メジャーデビューから9年間プレーしたあとはチームを転々としており、ドジャース、レイズ、マーリンズ、ツインズに続いてアスレチックスが直近5シーズンで5球団目となる。2018~19年にはシーズン20セーブ以上を記録しており、クローザー候補の1人となりそうだ。

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