「きみセカ」絶望の果てに来美(中条あやみ)が手を取ったのは…

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日本テレビ×Huluの共同製作ドラマであり、Season1が日本テレビ系で現在放送中の「君と世界が終わる日に」。

地上波ゴールデン帯の連続ドラマとしては日本初となる死と隣り合わせの“終末世界”で繰り広げられる本格ゾンビ作品である本作。第五話では喘息の結月(横溝菜帆)を救うため、響は、ミンジュン(キム・ジェヒョン)と共に薬がありそうな残りの病院へ。それぞれに薬を探すなか、突然ミンジュンに突きつけられる銃口!銃を構えていたのは実の姉、ジアンだった。

一方、駐屯地でけが人の対応に当たっていた来美(中条あやみ)の前には、響たちと袂を分かった等々力(笠松将)が。響を待つために駐屯地から離れないという来美に等々力は、「間宮響は死んだ」と、嘘を告げる。追い打ちをかけるように駐屯地へゴーレムが侵入、噛まれてしまったのは愛奈(新津ちせ)だった…。恋人、そして医師としての矜持を失い、絶望する来美。彼女が選んだのは、首藤教授(滝藤賢一)のもとでゴーレムウィルスに対抗するために“すべてを捧げる”ことだった…。

今週日曜の第六話では新章に突入。ゴーレムの襲撃をのがれて、神奈川県沖にある無人島、猿ノ島へ向かう響たち放浪グループ。

そこで響が新たに出会う、生き残りグループからも孤立して生活する世捨て人、御前崎を宇野祥平が演じることが決定した。

演じるにあたり宇野は「徐々に色んな事がわかってくると思いますが、僕自身もどうなるのかわからないので、謎である事の醍醐味を味わいながら演じていきたいと思います。」とコメント。喘息の発作に苦しむ結月を助けるなど、高度な医学知識を持つようだが謎に包まれたキャラクターを演じる。

■御前崎(おまえざき)40歳(宇野祥平)

猿ノ島で生活している生き残りグループのうちの一人。

高度な医学知識を持つものの、ほとんど他人と関わらず世捨て人のように振舞っている。

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<宇野祥平 コメント>

僕の役どころは物語の後半近くから登場する、一言でいうと、謎の男です。

徐々に色んな事がわかってくると思いますが、僕自身もどうなるのかわからないので、謎である事の醍醐味を味わいながら演じていきたいと思います。

主演の竹内さんをはじめ、スタッフ、キャストの皆さんは昨年から続く過酷な撮影を楽しんでいるのがとても良く伝わり和気藹々とした心地良い現場です。役と同様に微妙な距離感でついていきたいと思います(笑)。

【第六話あらすじ】

医薬品を求め、海路から駐屯地に乗り込む覚悟を決めた響(ひびき)(竹内涼真)たち! 

途中、小島に停泊した彼らは、かつて敵対した刀集団の坪井(つぼい)(小久保寿人)たちに遭遇する……!

外部から孤立した駐屯地では、撤退を主張する自衛隊司令官の牛込(うしごめ)(神保悟志)と、このまま駐屯地でワクチン開発をすべきだという首藤(しゅとう)(滝藤賢一)の間で意見が対立。首藤は自衛隊内部で力を増していた。

そして響が死んだと思い絶望に沈む来美(くるみ)(中条あやみ)は、幼い愛奈(まな)(新津ちせ)を助けられなかった責任を感じ、危険なワクチン開発の実験台に名乗り出る! 注射を打たれた来美は、響の姿を思い出しながら意識が混濁していき……。

一方響は、坪井を説得し共に駐屯地を目指していた。出発直前、周囲と距離を置く謎の男・御前崎(おまえざき)(宇野祥平)から「行ったら、あんた、心底人を憎むことになるぞ」と不吉な言葉をかけられる響……。さらに駐屯地に向かう船上で、ミンジュン(キム・ジェヒョン)の姉が“Dr.Shuto”という医者とワクチン開発をしていることを知る。それは、響の記憶に深く刻まれていた名前だった……。

そんな中、駐屯地では牛込が謎の失踪を遂げる。自衛隊内部に不協和音が生じる中、避難者たちの間でも隔離生活の不満が爆発! 首藤は駐屯地にいれば優先的にワクチンが打てると話し、避難者たちの支持を得る。

そしてついに、響たちが駐屯地に到着! 地下通路から侵入を試みる中、響は見張りがいないことを不気味に感じるが……。響、そして来美の間に巨大な罠が待ち構えていた!

【第五話ネタバレあらすじ】

喘息の結月(ゆづき)(横溝菜帆)を救うため、危険を冒して薬を探す響(ひびき)(竹内涼真)たち。しかし、忍び込んだ病院からは誰かが持ち去った後のように薬が消えていた……! 響は停泊している安全な船に仲間を残し、ミンジュン(キム・ジェヒョン)と共に別の病院を目指す。その途中、街中でゴーレムに囲まれていた生存者たちを救出する。その中にはなんと、妻子を探しに封鎖ゲートの外から来たという紹子(しょうこ)(安藤玉恵)の夫・狛江(こまえ)(長谷川朝晴)がいた! 愛する人が生きていると知り喜ぶ狛江に、響は紹子たちの待っている場所を知らせるが……。

一方自衛隊の駐屯地では、本部との通信が途絶え、自衛隊内部でも混乱が発生。そんな中、首藤(しゅとう)(滝藤賢一)はジアン(玄理)と共に“ある計画”を進めていた……。

駐屯地でけが人の対応に当たっていた来美(くるみ)(中条あやみ)の前には、響たちと袂を分かった等々力(とどろき)(笠松将)が現れる。来美が響に宛てた書き置きを見た等々力は、自衛隊に扮して来美を助けに現れたのだが……。密かに来美に思いを寄せる等々力は、来美にとってあまりにも残酷な嘘を告げる……!

その頃、響の仲間たちが待つ船には狛江がたどり着いていた。

しかし、再会を喜ぶはずの紹子は、なぜか青ざめた顔で身をこわばらせる……。

そして響とミンジュンは薬を探して辿り着いた病院で、ちょうど到着した自衛隊と鉢合わせる! 命がけでわずかな薬を手にし、自衛隊の銃撃から逃げる響たち! だがその時、ミンジュンに銃が突きつけられる……!

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<ここからネタバレ>

振り返ったミンジュンの先にいたのは、なんと実の姉・ジアンだった。予期せぬ再会に戸惑う二人だが、そこに響が駆けつけ……。響に銃を向けたジアンは、響は首藤にとって“邪魔な存在”だと告げる。響に向けられた銃を蹴り飛ばしたミンジュンは、愛する姉に背を向け、響とともに仲間たちの元へ急ぐ!

一方、等々力から「響は死んだ」と嘘を告げられた来美は、絶望のあまり駐屯地内で姿を消していた。来美が持ち場を離れたことで、ゴーレムに噛まれた自衛官が凶暴化し、幼い愛奈(まな)(新津ちせ)にも危険が迫る!

その頃、響とミンジュンはようやく仲間たちの元に生還。しかし響の脳裏には、道中で見殺しにした自衛官がゴーレムに襲われる姿が焼き付いていて……。極限状態の中、響の中でも正しさの境界が揺らぎ始めていた……。

響を失った悲しみから自暴自棄になっていた来美は、駐屯地内で保護される。その様子を見た首藤は、来美を実験室に連れて行き……。そこにいたのはゴーレム化した愛奈だった!自分のせいで愛奈がゴーレムになってしまったことに責任を感じる来美。首藤は、来美が特殊な遺伝子を持つことから、ワクチン開発のための実験台になることで償いができると自責の念につけ込む……。

そんな中、響たちの元では狛江がゴーレムに噛まれる事件が発生!駆けつけた響に、紹子はわざと狛江を襲わせたと告白し……!実は紹子はDVが原因で1年前に狛江と離婚。狛江は別れた妻子に執拗につきまとっていたのだ。“人殺し”をした紹子に対してどう接するか意見が分かれる中、横浜に着いたら警察に連れて行ってほしいと言う紹子。しかし、狛江を襲わせたのは紹子ではなく、母親を守るための幼い結月の行動だったことが判明!「父親を殺すなんて異常」だという甲本(こうもと)(マキタスポーツ)だが、切実な親子の行動を前に、響の中では再び善悪の判断が揺らぐ。響は「俺が責任を持ちます」と告げると、一人、噛まれた狛江のいる船内へ……。

翌朝―。響は徐々にゴーレムに変化していく狛江とともに船の中にいた。朦朧とする意識の中で助けてほしいと懇願する狛江。しかし、逆上した狛江がナイフで襲って来て……!決意の表情でナイフを奪った響は、自らの手で、まだゴーレムになりきっていない狛江の息の根を止めるのだった……。

その日、響は仲間たちと横浜を目指して歩き始める。来美と過ごした幸せな日々から変わり果ててしまった現実と自分自身に途方にくれる響。それでも必ず来美を助けに戻ると誓うが……。横浜の封鎖ゲートについた響たちを待っていたのは信じられない光景だった!なんと、安全なはずのゲートの向こうには大量のゴーレムが……!絶望にくれる仲間たち。さらに、結月のぜん息の発作が始まり……。皆が諦める中、響は生き残るため、医薬品のある駐屯地に乗り込むことを決める!

その頃、駐屯地では来美がある覚悟を決める。響の死を受け入れ、大切な指輪を首から外した来美は、首藤の元で医療の進歩に身を捧げることを誓っていた……!

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【番組概要】

■タイトル 「君と世界が終わる日に」

■放送枠 Season1(全10話):2021年1月17日スタート 毎週日曜よる10時30分放送予定

Season2(全6話):2021年3月スタート Hulu オリジナル配信

■脚本 池田奈津子

■音楽 Slavomir Kowalewski A-bee

■主題歌 菅田将暉「星を仰ぐ」(Sony Music Labels Inc.)

■挿入歌 安田レイ「Not the End」(Sony Music Labels Inc.)

■制作協力 日テレ アックスオン

■製作著作 日本テレビ HJ Holdings,Inc.

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